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<1908年に設立>
 2019年に刊行された「明治大学校友会史」に「沖縄支部設立明治41年」と明記されている。明治41年(1908年)が正式に設立された年である。

 それまで、県支部の発足年は県内に資料等が残っていないためはっきりしなかった。初代会長の屋宜宣昌氏が卒業した大正15年(1926年)から昭和の初め頃といわれていた。
 三代会長伊藝徳一氏の話によると、同氏が在学中であった昭和4年頃には、毎年在学生が帰郷する8月頃に総会を開き親睦を深めたという。その頃の総会出席者は20人前後と少なかったが、それだけ和気藹々と楽しい会合であったという。戦前において特筆すべき行事として古賀政男氏率いるマンドリン倶楽部の招聘があった。この演奏会は、沖縄の音楽界に影響を与え、明治大学の名を沖縄全県に広めた(昭和6年12月)。戦中、沖縄は戦場と化し、悲惨な地上戦が繰り返され、多くの先輩が、砲弾の雨に倒れていった。しかし焦土の中から、たくましく立ち上がった先輩達は、終戦後まもなく校友会活動を再開し、現在の興隆の礎を築いた。

 1989年(平成元年9月24日)第27回全国校友大会を、「暁の鐘 南から響く沖縄大会」のスローガンの下全国から800名を越す参加で開催され、当時県知事の西銘順治氏をはじめ多くの来賓が出席された。記念講演に「沖縄を観るポイントー歴史・文化からー」と題し、当時浦添市立図書館長高良倉吉氏が行った。23年を経過した現在でも当大会は、全国校友の語り種となっている。

 1965年(昭和40年3月)戦後初のマンドリン倶楽部演奏会を催し、大好評を博す。その後復帰30周年を記念し、2002年(平成14年)9月12日マンドリン倶楽部演奏会をコンベンションセンターで催す。
 2011年(平成23年9月17日)(土)「明治大学創立130周年記念マンドリン倶楽部沖縄演奏会」昼夜公演を、大型台風接近の中、挙行、成功裡に終える。
​ そのほかにも、2012年3月16日には、明大グリークラブ沖縄コンサートへの支援、大学からの要請による東北大震災災害義援金への協力などを行った。

 2015年1月17日には県支部の創立90周年を記念するマンドリン倶楽部沖縄演奏会を沖縄コンベンションセンターで開催した。
 2016年8月20日には池宮城秀正明治大学政治経済学部教授を講師に迎えて明治大学公開講演会(主催・県支部、明治大学)をパシフィックホテル沖縄で開催した。

 2017年(平成29年)11月18日には第53回明治大学全国校友沖縄大会を沖縄コンベンションセンターで、同懇親会をラグナガーデンホテルで開催した。各地から参集した校友およそ900人が母校の誇りを再確認した。 
 2019年8月17日に明治大学校友会沖縄県支部公開講演会(主催・校友会沖縄県支部、明治大学)をパシフィックホテル沖縄で開催し、下地芳郎沖縄観光コンベンションビューロー会長が「沖縄観光の現状と課題」の演題で講演した。
 2022年8月20日、明治大学校友会沖縄県支部公開講演会(主催・校友会沖縄県支部、明治大学)をパシフィックホテル沖縄で開催し、元沖縄県副知事で沖縄国際大学名誉教授の富川盛武氏(那覇空港ビルディング会長)が「本土復帰50年 県経済の歩みと展望」の演題で講演した。
​ 2023年8月19日に開催した支部総会・懇親会に大六野耕作学長が出席した。
 (執筆者 大里喜弘)*名城知二朗が補筆または加筆

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